医療法人 懸田積仁会 懸田歯科医院

診療時間:平日午前9:00より
受付時間:午後4:30まで

入れ歯とインプラントの違い

インプラントとは歯が失われた部位の顎骨に人工歯根(※)を埋め込み、その上部に歯を装着することで咬み合わせを回復します。
従来の入れ歯やブリッジのように他の部位の歯や顎に負担をかける事が無いことから充分に咬み合わせを回復する事が出来ます。また、外観もより一層自然な仕上がりが可能です。当院では、次のような方々にインプラント治療をお奨めしております。

  • 入れ歯の不安定でお悩みの方
  • 健康な歯を削られたくない方
  • 天然歯と同様に噛めるようになりたい方

※人工歯根とは人体に無害なチタン製で出来ています。
表面は純チタン性またはハイドロキシアパタイトコーティングされたものがあり、患者さんの状態に合わせて最適な物を選択します。

インプラントの手術は、「人工歯根周囲の顎骨が咬み合わせの力を充分に支える事ができる」などの条件が必要なことから、手術前には入念な検査が行なわれます。歯を抜くのと同じ程度の処置になるため、年齢に関係なく受ける事が可能です。
インプラントは定期的なチェックと適切なお手入れにより、末永くお使い頂くことができます。近年のインプラントはしっかりとしたメンテナンスを行えば5年後も10年後も正常に機能します。

インプラント

歯の根の代わりになるチタンの棒を骨に埋め込み、その上に歯をかぶせていく方法。

対応本数

1本から、全ての歯を失った場合

周囲の歯や顎への影響

  • 歯を失った部分のみの治療で、周囲の歯に負担をかけない
  • 歯を失った部分の骨が機能回復する為やせない

審美性

ご自分の歯に近い見た目

清掃

ご自分の歯と同様に歯ブラシ、フロス、歯間ブラシ等で清掃

治療期間

顎の状態によって異なるが、4ヶ月から1年くらい。
その後も噛み合わせのチェックなどは必要。

欠点

  • 簡単な手術が必要である。
  • 私費の治療となる。

ブリッジ

失った歯の両側の歯を削り、冠を橋渡しすることによって失った歯を補う方法。

対応本数

数本の歯を失った場合

周囲の歯や顎への影響

  • 周囲の健康な歯を削る必要がある
  • 大きな負担が健康な歯にかかる
  • 歯を失った部分の骨がやせる

審美性

保険適用外の材料を選択すれば、ご自分の歯に近い見た目

清掃

ご自分の歯と同様に歯ブラシ、歯の無い所はフロス、歯間ブラシ等で清掃

治療期間

周囲の歯の状態によるが2週間~2ヶ月前後で装着。その後も調整必要。

欠点

  • 清掃性が悪くなり、支えている歯が歯周病や虫歯になる可能性がある。
  • 支えの歯に負担がかかり、将来的に折れる場合もある。
  • 歯を失った部分の骨がやせてくる。

入れ歯

失った歯の周囲の歯に金属の留め金をつけて、取り外しの人工の歯を留める方法。

対応本数

数本の歯を失った場合

周囲の歯や顎への影響

  • 周囲の歯に留め金をかけるため、大きな負担が健康な歯にかかる。
  • 歯を失った部分の骨がやせる。

審美性

留め金が見える部分もある

清掃

はずして義歯の洗浄をする。支える歯も清掃。

治療期間

周囲の歯の状態によるが2週間~2ヶ月前後で装着。その後も調整必要。

欠点

  • 清掃性が悪くなり、支えている歯が歯周病や虫歯になる可能性がある。
  • 外出先などでも取り外しをしなければならない。
  • 異物感を感じやすい。

総入れ歯

取り外しの人工の歯を顎の上に載せる方法。

対応本数

全部の歯を失った場合

周囲の歯や顎への影響

  • 顎の骨がやせる

審美性

顎の骨がやせてくると、口元にしわがよりやすい

清掃

はずして義歯の洗浄をする。

治療期間

1~2ヶ月前後で作製装着。その後も調整必要。

欠点

  • 異物感がある。
  • 食べ物が食べ辛い。
  • 硬いものが食べられない。
  • 浮き上がる、外れる心配がある。
  • 舌感が悪い、喋りにくい。
  • 外出先などでも取り外しをしなければならない