インビザラインのメリット・デメリット
ワイヤー矯正の場合は、ワイヤーが入った時点で同時に歯が動き出すので、抜歯をしないと出っ歯に並んでしまう可能性があり、9割のケースで抜歯を行います。インビザラインは、歯を一本ずつ奥に動かしてから前歯を並べることができるので抜歯をしなくても歯をきれいに並べることができます。
また、抜歯をしてしまうと歯が内側に入ってしまいます。歯のアーチが狭くなると、舌のスペースが小さくなり、無呼吸症候群の原因になる可能性や歯と頬の間に黒い隙間ができる可能性があります。抜歯をしないことでそれらのリスクを防ぐことができます。
インビザラインはマウスピースを取り外して食事や歯磨きが可能です。普段の生活に支障をきたすことなく歯の矯正が行えます。特別なイベントや写真撮影などの際には、一時的に外すこともできます。
ワイヤー矯正だと初日に1か月分の矯正力が一気にかかってしまいますが、インビザラインだと数日ごとにマウスピースを交換していくため、矯正力が分散されます。
また、1日のうち歯磨き時や食事の際に外すため、矯正力が開放されて歯茎の血流が改善できます。そのため、歯根吸収のリスクを軽減できます。
金属ブラケットによる矯正では、ブラケットやワイヤーが歯に圧力をかけることで矯正を進めるため強い痛みを感じることがありましたが、インビザライン矯正はマウスピースが歯にしっかりとフィットし滑らかな素材でできているため痛みを感じにくいです。
当院では、光の力で更に痛みを緩和させることが可能な矯正補助装置「オーソパルス」を導入しています。
インビザラインのマウスピースは、従来のワイヤー矯正のようにゴツゴツした装置を使わず、薄くて表面が滑らかです。そして透明のマウスピースなので、見た目の違和感も少なく、矯正歯科治療が行えます。
インビザライン独自のシミュレーションソフトにより、歯の動きや治療の進行状況、
終了予定などが確認できるので安心して治療に臨むことができます。
マウスピースは取り外し可能なので、食事の際に装着を外すことで通常通りの食事を楽しむことができます。
マウスピースは取り外しができるため、歯磨きやマウスピースの清掃がしやすく、衛生的な状態を保つことができます。これにより、口腔内の衛生状態を良好に保ちながら治療を進めることができます。
インビザラインはマウスピースを使って行うため、治療と同時にホワイトニングも行うことができます。矯正とホワイトニングを同時に進めることでより魅力的な笑顔を手に入れることができます。また、医療ホワイトニングで歯質の強化が可能です。
インビザラインは透明なマウスピースを使用するため、周囲に気づかれることがほとんどありません。治療中も自然な笑顔を保ちながら、自信を持って日常生活を送ることができます。
インビザライン矯正はつかむことはできませんので、しっかりと生えてきていない歯は動かすことができません。
インビザラインはマウスピースを自分で装着・取り外しする必要があります。
1日22時間は付けていなくてはいけないので、サボり気味の人、頻繁に味見をしなければならない調理師などには向きません。
インビザライン矯正には患者様ご自身の意識と協力が必要です。