当院では基本的に抜歯なしでインビザライン矯正を行いますが、すべての矯正治療が抜歯なしで行えるわけではありません。
インビザライン治療を検討している方が抜歯について知っておくべき症例についてご紹介します。
当院では、抜歯ありでのインビザライン矯正も可能です。
ただし、抜歯を行うことは、健康な歯を失うというリスクを伴います。そのため、可能な限り抜歯を避けた矯正治療を優先することが患者さまの健康を最優先する上で望ましいです。
当院の矯正で抜歯を行う割合は1割未満です。
抜歯が必要とされる理由は、顎骨に対して歯が大きい場合です。
叢生は、歯が正常に並ぶためのスペースが不足している状態を指します。この問題を解決するためには、一部の歯を抜くことで必要なスペースを確保することが一般的です。特に、前歯の周囲や小臼歯を抜歯することにより、残りの歯を適切に並べ直すことが可能になります。
出っ歯や上顎前突の症例では、前方に突出した歯や上顎を後方に移動させる必要があります。これを実現するためには、外科手術で顎を移動するか、特定の歯を抜歯して移動に必要なスペースを作り出すことが必須です。これにより、全体的な歯並びと顎のバランスを改善し、より自然な口元を実現することが可能です。
重度の受け口では、下顎が通常よりも前方に位置しており、これを矯正するには外科的なアプローチが必要になることがあります。インビザライン治療の一環として抜歯を行うことで、下顎を後方に移動させるためのスペースを確保し、上顎とのバランスを整えることが可能になります。
一方で、軽度から中程度の歯列不正や歯並びの問題では、抜歯なしでインビザライン治療を行うことが可能です。例えば、わずかな歯列のズレや軽度の出っ歯、八重歯の場合、マウスピースを利用して歯を徐々に動かし、理想的な位置に導くことができます。また、親知らずが原因で歯並びが悪化している場合、親知らずを抜歯することで問題が解決することもあります。
インビザライン治療において抜歯が必要かどうかは、患者さまの歯並びや歯列の状態、顎の構造など、多くの要因に基づいて判断します。治療を開始する前には、歯科医師としっかりと相談し、治療計画、期間、費用、および治療後のケアについて理解しておくことが重要です。インビザライン矯正は、多くの症例で抜歯なしで治療が可能ですが、最終的な目標も観た際に、抜歯が必要になる場合もあります。
自分の歯並びは抜歯の必要があるのか気になる方は、仙台にある歯医者【懸田歯科医院】のインビザライン矯正無料相談へお気軽にお越しください。